|
明治~大正(1868~1926年)期の博多の文化と人々の生活を紹介する「博多町家」ふるさと館では、毎週木~日曜、伝統工芸品・博多人形の製作実演が行われています。博多人形は今から400年ほど前、福岡城築城の際、城の瓦師が素焼きの人形を作って殿様に献上したのが始まり。後に日本画や洋画、彫刻の技術が取り入れられ、現在の博多人形へと発展しました。
「土を練って原型をつくり、窯で焼いて彩色するまで、すべての工程を一人の人形師が行います。一体の人形を作るのに2カ月かかることもあるんです」と、ベテラン職人の益永栄喜さん。いきいきとした表情、着物の質感までも伝わる出来栄えに、「これ、本当に土でできているの?」と聞かれることもあるとか。博多人形が美術品として高く評価される理由はこんなところにあるのです。
最近はキャラクターの人形ができたり、<置く><飾る>といったインテリア以外の用途のものが作られたりと、伝統を重んじる世界にありながら、現代人の感覚にマッチした作品もたくさん生まれています。数十万円もする高価なものは手が出なくても、お手ごろ価格のものなら、お土産にぴったり。「博多町家」ふるさと館のみやげ処スタッフによれば、持ち運びがしやすく、日本的な雰囲気のものが人気だそうです。
<博多に来るときは一人で来たが、帰るときは人形と二人連れ…>という民謡の歌詞のように、あなたも好みの人形を見つけて連れて帰りませんか。 |